三輪田学園では、2018年度より生徒全員がiPadを持っています。BYOD(自分自身のデバイスを自由に持ち込む)方式ではなく、三輪田仕様に設定したiPadを使用してもらっています。あくまでも授業に必要なアプリのみをインストールしています。
小学校時代から1人1端末が当たり前な時代となり、生徒自らがiPadでノートをとるのか、紙のノートでとるのか自ら選択して使用しています。
※2024年4月よりデジタルシティズンシップ教育に基づいて、スモールステップでiPadの制限を緩和していきます。具体的には中学生ではフィルタリングを活用し、夜の時間帯のインターネットアクセスの遮断をして睡眠時間を確保しています。
高校生では、アプリのインストールを「学習に関係のあるもの」に限定するルールを設け、自ら使いたいアプリをインストールできるようにしています。
中学生 | 高校生 | |
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ロック解除方法 | パスコードのみ | パスコード・指紋認証 |
アプリの追加 | 不可 | 可(学習に関係のあるもの) |
アプリの削除 | 不可 | 不可 |
校内Wi-Fiプロキシ設定 | あり | あり |
I-FILTERによる時間制限 | あり(23時-翌朝5時まで遮断) | なし |
I-FILTERによるWEB閲覧等の制限 | あり | あり |
その他制限 | AirDrop禁止 | なし |
ロイロノート・スクールやスタディサプリを中心に、生徒の学びを補助するツールを多く取り入れています。学校とご家庭との連絡ツールは校務システムBLENDを利用しています。学校からご家庭への連絡はもちろん、お子様の欠席や遅刻連絡は電話ではなく、連絡機能(欠席連絡)を利用することで、共働きのご家庭にも配慮しています。
学習ツール(学習管理) | ロイロノート・スクール / スタディサプリ / GeoGebra / Kahoot! / Quizlet / Studyplus / 読書管理ビブリア / ジャパンナレッジSchool / Weblio Study Writing & Speaking AI / Gemini |
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連絡ツール | BLEND / Google Classroom / Google Chat / Teams |
クリエイティブ(制作ツール) | DaVinci Resolve / iMovie / GarageBand / Medly / アイビスペイント/ Grid# / Canva / Reality Composer / Clips / Adobe Express |
三輪田学園の生徒用のPCは、Apple社のMacBookを使用しています。これは、全員が持っているiPadとの相性の良さもありますが、生徒の創造性をより直感的に表現できるツールとしての意味合いがあります。MacBookには、プロのデザイナーも使用するAdobe Creative Cloudのすべてのアプリがインストールされており、生徒のあらゆるニーズに応えています。
2023年12月にMacBook Air (M2)を、生徒が動画制作やアプリ開発などよりハイスペックなPCを必要とする作業にも挑戦できるよう環境を整えています。
2024年8月にレーザプリンター1台と3Dプリンター3台、iMac4台を4階FabSpaceに導入しました。こちらのiMacにはAdobe creative cloudに加えて、 Blackmagic Design 社のDaVinci Resolve Studio をインストールし、より高度な動画編集を実現できるようになりました。
生徒の思いやイメージを”カタチ”にして表現できるよう、より高度な設備を拡充しています。中学校技術科の授業をはじめ、探究活動やクラブ活動でも活用しています。
三輪田学園の全校生徒と全教職員は、Microsoft 365 のライセンスとGoogleアカウントを持っています。1人1 TB のオンラインストレージ(OneDrive)のほか、Word、Excel、PowerPointはもちろん、TeamsやClassroomなど、用途に合わせて様々なアプリケーションが使用できます。臨時休校や感染症による登校禁止の際にも、Google Meetを中心とした様々なアプリを利用し、双方向のオンライン授業を実施することができます。
AIは社会インフラであると文部科学省が発言しております。現在、移動手段として飛行機や新幹線は当たり前のように利用されています。AIも”あたりまえ”の社会の一歩手前に来ていると考えています。これからの教育を推進していく上で、切っても切れない”手段”であると考えています。
本学園も遅ればせながら、2025年1月にICT推進委員会を発足し、同年4月に「生成AI使用に関する考え方」の方針を発表し、授業やクラブ活動で活用をしています。
生成AIの変化スピードはとても早く、2022年12月にChatGPT3.5が登場した際にはIQは64程度とされておりましたが、2024年12月にはIQ133というAIが登場するほどの早さです。我々教員も日々変化に柔軟に対応しながら、生徒と共にどのように生成AIと共存していくか試行錯誤をしています。
(本校の生成AI使用に関する考えた方はコチラ)