3/27(水)、新高3生物選択者が高大連携の一環である法政大学理科実験教室に参加しました。法政大学経営学部教授の木原 章先生のご指導のもと、プラナリアの走性を観察する実験です。まずは、プラナリアに餌としてイトミミズを与え、お腹(‼️)に存在している口を観察。初めて見るプラナリアに、生徒達の目が煌めきました。ところで、プラナリアは、切断されても再生することで有名です。生徒達も実際にプラナリアの体を切断。伸びたところをねらって、綺麗に4分割した人も。切断されても動き続ける姿に、歓声が上がりました。数日後、切断されたプラナリアは、すべてのパーツが再生されます。それは、プラナリアの全身に幹細胞が存在しているからだと説明されました。ここで、今回のメインテーマの実験が始まります。プラナリアは川の石の後ろなど、暗いところに存在しています。それは、①光から遠ざかるから?もしくは、②暗いところで動けなくなるから?どちらでしょう。と教授が発問されました。今回は、①について調べてみよう、という事で、プラナリアに様々な方向から光を当ててみました。すると、プラナリアは光から遠ざかる方向に移動しました。また、先ほど頭を切り落とした尻尾しかないプラナリアに光を当てたらどうなるか、と更に教授の発問。試してみると、何の反応も示さない事から、プラナリアは、目で光を感知している事が分かりました。最後に、レモンやメープルシロップなど、様々な味に対してどのような行動を示すのか観察。物によって、近付いたり(正の走性)、遠かったり(負の走性)する事が分かりました。最後は、自由な発想で実験をする時間も頂き、分かった事を発表し合いました。自分達が切断したプラナリアをお土産に、大満足で実験は終了となりました。これから高三生物の授業で、走性やプラナリアの目の構造について学ぶので、本物に触れられた経験は本当に貴重でした。
木原先生、ありがとうございました。