異文化理解と国際教育促進の一環で、高1SE(スーパーイングリッシュ)コース希望者 13名は広尾にあるドイツ大使館を訪問しました。半日も滞在させていただきました。
現在のドイツ大使館の建物は2005年に建てられて、質実剛健、ドイツらしい、がっしりとした建物です。
大使館広報の須藤様が迎えてくださいました。
会議室に案内され、自己紹介から始まりました。和やかな雰囲気の中、ドイツ人の外交官の方も参加して、生徒は英語で質問をしました。ドイツと日本について深く学ぶことができました。
[初めて知ったこと]
・ドイツは9つの国に囲まれている!
・ドイツの国旗の色は黄色でなくゴールド!
・西ベルリンと東ベルリンを隔てていた壁の落書きは西側だけ!
・日本のアニメと漫画が人気
・お仕事の場所は個室。お休みもしっかりとる。
[大使館の方から生徒へ熱いメッセージ]
協調することも大切ですがまずは自分です。Shouldではなく、自分が何をやりたいか。
大学では好きなことを勉強してください。何を学ぶかが大切です。
自ずと大学の休学者は多く、30歳近い学生もたくさんいます。
皆さんが頑張っている部活は助けになることが必ずあります。一生懸命部活動に励んでください。
ドイツでは、いわゆる日本のような「就活」ではなく、自ら職場に行って体験をします。
是非、専門を活かした仕事についてください。
お話を伺って、ドイツのマイスター、親方制度のスピリッツが受け継がれていると感じました。
ドイツは移民を多く受け入れている国ですので、様々な文化を認め合い、互いを尊敬しあっているそうです。
貴重なお話をたくさん伺いました。
あっという間にお昼になり、大使館の料理長の方が焼いてくださったLaugenbrezel(ラウゲンプレッツェル)が、生徒と教員全員に振る舞われました。ドイツパンの特徴である硬さがとてもおいしかったです!
お話の後、大使館の広い公邸のお庭を散策させていただきました。入り口に入ると、なんとアオサギが迎えてくれました。大使館の方も初めて見るそうです。
アオサギはエジプトでは日の出を最初に迎える鳥と考えられていて「再生の象徴」だそうです。「幸運の前兆」ともいわれています。ギリシャ神話ではアオサギを見たら美意識が高まるそうです。また、人間関係も良くなるそうです。幸運のアオサギに迎えられて生徒も大喜び!
お庭には日本の鐘もあり、文豪ゲーテの言葉が力強く刻まれていました。
「DIE TÖNE VERHALLEN, ABER DIE HARMONIE BLEIBT GOETHE」
「響きは消えても調和は残る」
心に響く言葉です。
お庭を出て帰るとき、入り口で出会ったアオサギも飛び立って行きました。
本日のドイツ大使館での出会いや学んだ事は、生徒の心に一生の思い出として残ることでしょう。
大使館の皆様、温かく迎えてくださり、そして貴重なお話をありがとうございました。
Danke schön!