ほぼ月刊 牧雄チャンネル第8号【2023年度 一学期終業式のメッセージ(第1部)】に引き続き、一学期終業式のメッセージの後半部分をお届けします。
【2023年度 一学期終業式のメッセージ(第2部)】
本日、1学期終業式のわたくしからのお話はこれで終わるつもりでした。しかし、そうはいかなくなりました。先日、皆さんも知っている、ある芸能人が自ら命を絶ちました。その方のご冥福を心よりお祈りします。同時に、その影響が、他に及ばないことを祈ります。この夏、とくに毎年増える8月末に中高生が影響を受けないことを願います。
わたくしから皆さんにお願いがあります。何か困ったことや苦しくなることがあった時は一人で思い詰めずに、周囲の信頼できる人に相談してください。一人で思い悩んでもいいのですが、自ら命を絶つようなことは絶対にしないでください。あなたはかけがえのない大切な存在なのです。そして、あなたは将来誰かの大切な存在になるのですから。また、SNSで、見ず知らずの人に相談するようなことは絶対にしないでください。親や教員に相談しにくいのであれば、友人やクラブの先輩、塾や習い事の先生、親戚のお姉さんでもかまいません。また、私たち三輪田の教職員はいつも皆さんの味方だということを心に留めておいてください。クラブや補習がないのであれば、MIWADA Learning Lounge に来てください。三輪田学園には、日曜・祝日以外は必ず誰かしらが勤務しています。困ったことや苦しくなることがあった時は一人で思い悩まずに、相談してください。学校に電話で連絡をしてくれれば、そこから相談したい先生に連絡することが可能になるかも知れませんし、折り返しの連絡で対応することが可能になる場合もあるでしょう。
もう一度言います。困ったことや苦しくなることがあったら誰か信頼できる人に相談してください。学校に連絡をしてくれれば相談にのります。一緒に考えましょう。
今日は最後に皆さんと共有したい詩があります。Saucy Dogの『怪物たちよ』です。一部をご紹介します。
耳元で聞こえた誹謗(こえ)が消えてくれない
忘れる為また飲んで後悔を繰り返す
見えないやつの視線に怯えて
夢の中で号(な)き疲れて壊れてしまいそう
全てが黒く見えてしまうけど
麻ロープで首を括り手にする自由よりも
僕らはきっと強くなれるはず
こんな世界でもまだ
人を傷つけて嬉しそうな愚かなる怪物達よ
出来ることといえばせいぜい陰口くらいだもんな
可哀想な君に乾杯
もうそのままでいいよララバイ
気に入らない事を取り上げて叩いてみたり
誰も幸せになれない気がすんだ。もう気が済んだ?
言葉はピストル 引き金を引けば
当たり前に人は死ぬぞ 分かってて言ってんの?
そんなやつらに耳を貸さなくていい
「だから何?」と微笑ってやれ
遇(あし)らってしまえばいい
一部をみんなで一緒に聞きましょう。
〈全員で動画を視聴〉
この詩はこう結ばれています。
生きている意味を越えていく日々 枯らさないで・・・
悩め、生きて。怪物達よ
ですから、笑顔であっても、笑顔でなくてもいいんです。2学期の始業式にまたみんなと、みんなで、こうして会いたいんです。お会いしましょう。
そう願って終業式のメッセージを終わります。