三輪田学園中学校第77回卒業式が執り行われました。
朝は少し強い風が吹いていましたが、日中になるにつれ、春の暖かさが感じられる心地よい風になりました。外濠公園の桜も、春を待つばかりと蕾が膨らんでいます。
い組ろ組は組に組ほ組、中学3年生180名が本日三輪田学園中学校を卒業しました。
中学3年生にとっての中学時代は、コロナ禍真っ只中の我慢の青春時代でした。
卒業式で歌う校歌も中学1年の時はコロナ禍でずっと歌うことができなかったので、一から練習をしました。
卒業証書授与では校長先生は一人ひとりに卒業証書を手渡しました。
学校長式辞の中で、中3・学年通信の題名「オアシス」から、ここ三輪田学園という心のオアシス、やすらぎの場所から、一人ひとり翼を持ってしっかりと高校に向けて飛び立ってほしいと力強いエールが送られました。
担任団の先生方が優しく見守る中、卒業生総代答辞では代表の生徒の言葉に、中学3年間の成長を感じました。しっかりと自分の言葉で自分の考えを述べていて感動しました。
オアシスには「やすらぎの場所」という意味のほかに、「厳しい環境の中での成功体験」という意味もあるそうです。まさに緑学年の中学3年生はコロナ禍という厳しい環境の中で過ごしてきましたが、どんな環境でも力強く乗り越える力と優しさを合わせ持っています。人生を歩む上で大きな自信と支えになることでしょう。
卒業生合唱では名曲〈大地讃頌〉を歌いました。ゆったりとしたテンポで、大地讃頌のスケールの大きさを存分に表現していた素晴らしい合唱でした。
卒業式の後、中学3年生は最上階の6階ホームルームで、中学時代最後の担任の先生のお話を伺いました。
空を見上げると、生徒たちの心、保護者の方の晴れやかな気持ちを映し出しているような澄んだ素晴らしい青空が広がっていました。
緑学年はこれから高校へと進んでいきます。
自分の翼をしっかりと広げて、これから始まる高校生活で、たくさんの世界と景色を見ることでしょう。
中学3年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。