11 月 11 日(月)と 15 日(金)の 2 日間にわたり、本学園の高校 1 年生と 2 年生の 18 名が法政大学グローバル教養学部(GIS)の観光とマーケティングをテーマにしたゼミに参加しました。
この特別な学びの場は、生徒たちに大学での学びを体験する貴重な機会となりました。
Day 1 観光の可能性を探る
初日のテーマは「観光」。今回は、日本の三重県の海女さんをテーマに、サステナブルツーリズムや日本文化の伝統と観光産業の融合について議論しました。特に、伝統文化の存続と観光業の両立が可能か、また伝統文化に税金を投入すべきか否かといった具体的な問題について考えました。
また、観光業のメリットとデメリットについても討論し、文化の保存と経済的な発展のバランスについて考える機会となりました。
最近問題となっているオーバーツーリズムの問題についても取り上げ、観光業が地域住民の生活や環境に与える負の影響について話し合いました。
さらに、観光とサステナビリティの関係についても考察し、持続可能な観光の在り方や環境に配慮した観光業の役割についても学びました。
生徒たちは、メルヴィン教授や GIS の学生の皆さんのサポートを受けながら、自分の意見を英語で伝えようと努力し、ディスカッションに参加していました。
Day 2 マーケティングに挑戦:KitKat を題材に
2 日目のテーマは「マーケティング」。
今回は、GIS の学生たちがファシリテーターとなり、KitKat のマーケティング戦略を事例に学びました。日本独自のフレーバー展開など、マーケティングアプローチがブランドの成功にどのように貢献しているかを学び、さらに、SWOT 分析と PESTLE 分析の手法を用いて KitKat の経営戦略について話
し合いました。
生徒たちはグループに分かれ、大学生と協働して課題に取り組みました。
グループ名はディズニーのキャラクターにちなんで名付けられており、三輪田生がリラックスしてゼミに参加できるよう工夫されていました。最初は緊張していた生徒たちも、GIS の学生の皆さんの優しく丁寧な誘導のおかげで楽しくディスカッションに参加し、最後には英語でプレゼンテーションを行うことができました。
2 つの異なるゼミを通じて、生徒たちは観光とマーケティングについての基礎的な知識を得るとともに、具体的な事例を通してそれらが社会や経済に与える影響、そして現実世界の課題について考える貴重な経験を得ることができました。また、GIS の学生の皆さんの英語力の高さに、生徒達は大いに刺激を受け、今後の英語学習の目標にしたいと気持ちを新たにしていました。この経験は、生徒たちの将来の進路選択や学びに対する意欲を高めるきっかけとなりました。
法政大学グローバル教養学部(GIS)学部長の福岡教授、メルヴィン教授、そして GIS の学生の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も三輪田学園は、こうした実践的な学びの場を提供し、グローバルな視点を養う教育を推進してまいります。