三輪田学園中学校・高等学校 三輪田学園中学校・高等学校

三輪田学園中学校・高等学校

career 三輪田の卒業生

Graduate -01

三輪田学園でのたくさんの気づきが
アーティストとしての道につながっていった

2009年卒 N・A さん
東京藝術大学卒・同大学院映像研究科修了
コ本やhonkbooks主宰
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アーティストとして映像を使ったインスタレーション作品を制作し、美術館などで展覧会に参加しています。ここ数年は詩作にも取り組み、2022年に刊行した二作目の詩集が『中原中也賞』を受賞したこともあり、文芸誌での発表やイベント出演の機会も増えました。2016年から「コ本や honkbooks」というプラクティショナー・コレクティブ(芸術活動を実践する集団)を主宰し、活動拠点として神楽坂で古書店兼プロジェクトスペースも運営しています。
三輪田学園で過ごした日々の中には、今の自分に活かされていることがたくさんあります。イラストレーションクラブで、先輩と絵本の共同制作をしたことで気づいた協働することの大切さ。文化祭の準備で、装飾部門長として実感した広い校舎を予算内で装飾することの難しさ。こうした体験を通じて、たくさん悩みながらも「大きなことを成し遂げるために必要なこと」を学ぶことができました。また三輪田学園の授業は「教わる」だけでなく「自分で感じ・考え・言葉にする」というものもあり、アーティストとして作品を作っている自分にとって、大切な時間だったと今もよく思い返しています。
三輪田学園は一人ひとりの興味関心を見守り、尊重してくれる素敵な学校です。入学したらぜひ、やりたいことを存分にやって突き進んでほしいと思います。

Graduate -02

スポーツに取り組む中で見つけた、自分の道

2016年卒 Y・H さん
昭和大学歯学部歯学科卒
歯科医師/東京医科歯科大学 咬合機能健康科学分野 スポーツ歯科外来 勤務
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現在スポーツ歯科の医師として診療・研究に従事しています。アスリートは、虫歯のリスクが高いだけでなく、歯や顔面のけがも少なくありません。病院では治療のほか、外傷予防のためのマウスガードやフェイスガードの製作もしています。自分たちが製作・調整を行ったものを装着し、活躍する選手の姿を見ると、とてもやりがいを感じることができます。
在学中水泳クラブに所属していた私にとって、スポーツは「する」ものであり「観る」ものでした。しかし中学3年生の時の「職業インタビュー」で、車椅子バスケットボールのアスレチックトレーナーをしている方にお話を伺ったことでスポーツを「支える」職業があることを知りました。また、ボランティアとして「全国障害者スポーツ大会水泳競技」に参加し、多くのスタッフの支えがあってこそ大会が成り立っていることに気づきました。こうした経験をきっかけに、アスリートの健康を支える仕事に就きたいと考えるようになったのです。
志望校合格への道のりは決して容易ではなく、何度も挫けそうになりましたが、先生方、友人が支えとなり、目標の進路を実現することができました。三輪田学園は私にとって今でもふと立ち寄りたくなる、安心できる場所です。そんな学校で6年間を過ごせたことは大きな財産となっています。

Graduate -03

選択肢は無限大!?
たくさんの経験が進む道を決めていく

2020年卒 M・S さん
お茶の水女子大学 文教育学部 人間社会科学科 教育科学コース 在学中
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元々英語が好きで、最初は漠然と国際系の学部に進学し、将来英語を活かした仕事に就きたいと考えていました。しかし高校生の時に「模擬国連」に参加したことで、その考えは大きく変わりました。英語を話せることがアドバンテージとならない環境の中、各国大使になりきることで、複雑に絡み合う国際社会の現状や、世界平和・政治の難しさをリアルに実感し、自分は将来何になりたいのか、何を武器にしたいのか、何を考えたいのか、自分の将来について具体的に考えるようになったのです。
大学生になった今も「模擬国連」への参加は続けていますが、大学では教育が社会に大きな影響をもたらすことを知り「教育開発」という分野に興味を持ちました。教育科学に加え社会学も学びながら、政治の影響を強く受ける教育と、今日の文化的な多様性を認めていくことが求められる状況を踏まえ、文化と教育に焦点を当てた研究に取り組んでいます。
私は、自分の将来について考えるようになってから、将来の選択肢の幅の広さに驚きました。「やろうと思えば何でもできる!」と、私もたくさんの「道」を知り、考え、悩み、自分の進みたい道、やりたいことを一つひとつ決めてきました。三輪田学園でこれから学ぶ皆さんにも、たくさんのことに挑戦してほしいと思っています。

Graduate -04

「生物の面白さ」を私も伝えていきたい

2022年卒 H・N さん
東京農工大学 応用生物学科在学中
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高校の生物の授業で「遺伝子が体内で発現する仕組み」に魅了され、深く学んでみたいと思ったことが進路を決めるきっかけになりました。現在は生命現象を生化学の知識を用いて解明することを目標とし、授業と実験で忙しく過ごす日々です。また、自分の興味を引き出してくれた授業が忘れられず、私も「生物の面白さ」を伝える授業をやってみたいという想いから、教職の授業もとっています。
現在の大学は高校1年の「面接週間」のときに、担任の先生に薦めていただきました。「生物」に興味を持ったものの、まだ大学についてあまりイメージができなかった私に、的確で豊富な情報を教えていただき、自分の将来像を具体的に考えられるようになりました。
また受験の際、共通テストの結果があまりよくないとわかったとき、担任や進路指導の先生方が「進学したい気持ちを捨てるのはもったいない。今まで頑張ったのを知っているから戦ってきなさい。」と声をかけてくださいました。第一志望への進学を諦めることも考えていた私は、この言葉で自信を取り戻し、挑戦する気持ちを高めることができたのです。
こうした体験は自分の将来をイメージする上でよいモチベーションになり続けていて、今も思い返しては、三輪田学園の先生方への感謝の気持ちでいっぱいになります。